オイルコードバン(CORDOVAN)素材とは?!素材特性と魅力。

CORDOVAN素材

オイルコードバン

近年、水染めCORDOVAN素材と共にCORDOVANの代表的な存在となった、”オイルCORDOVAN”。そんなオイルコードバン素材の特性と魅力に関して、お話してみたいと思います。

オイルコードバン素材とは?!

オイルコードバンオイルコードバンは、なめし加工後に天然オイルをたっぷりと皮繊維内に浸透させることによって、創出されるCORDOVAN素材です。

天然オイルが浸透していることから、染色した時に、独特の色ムラ感が生じます。水染めCORDOVANが”均一的な色彩”を有するのに対して、オイルCORDOVANは”色景色”が魅力となっています。

また、”艶”に関しても大きな違いが。水染めCORDOVANは、自然な美しい艶感が魅力となっていますが、オイルCORDOVANは、落ち着いた光沢感が特徴となります。天然オイルの作用で水染めコードバンのような、輝かしい艶は、失われていますが、替わりに、天然オイルの深みのある艶感が魅力に。

代表的なオイルCORDOVAN素材が”ホーウィン・シェルコードバン”

オイルコードバン素材の代表であり、最高峰のCORDOVAN素材に位置づけられているのが「ホーウィン・シェルコードバン」です。北米に拠点を有するCORDOVANタナリーのホーウィン社が創出しているCORDOVAN素材です。

一般的には「シェルコードバン」と呼ばれているもの。ただ、世の中には、ホーウィン社が創出したシェルコードバンではないのにも関わらず、”シェルコードバン”として販売・流通しているものが存在しているのには、要注意です。

CORDOVAN原皮は、馬の臀部から採取されるもので、丁度”二枚貝”のような形の原皮となるんですね。その形から”シェルコードバン”と名付けられたもので、この名前はホーウィン社が商標登録しているものです(素革材の商品名)。このことは、十分認識しておきたいポイントです。

また、”シェルコードバン”は、ホーウィン社が認めた(許可制)革ブランド・革工房にしか、提供されない革素材となっています。シェルコードバン仕様の財布を創作している革ブランド・革工房は、ホーウィン社から認められた証となるもの。シェルコードバン仕様の財布は、そんな革ブランド・革工房から購入するように心がけていただければと思います。

ちなみに、シェルコードバン仕様の財布を創作している代表的な日本革ブランド・革工房(人気の革ブランド)が下記です。

オイルコードバン仕様の財布の特性。

スタンフォード基本的に、CORDOVAN仕様の財布は、新品時に”硬さ”を感じるものです。使用している内に硬さが解れで、自分に適した”使いやすさ”が生まれてくるんですね。

ただ、オイルコードバン仕様の財布においては、新品時から少々”しなやかさ”を有しているのが特徴となります。

天然オイルが革繊維内に浸透していることにより、”硬さ”が軽減されるからなんですね。徐々に使いやすさが増していくのも、CORDOVAN仕様財布の魅力のひとつでもあるのですが、最初から、使いやすさを求める方にとっては、オイルコードバン仕様の財布がおすすめアイテムとなります。

また、基本的にCORDOVAN仕様の財布は「水付着に対する弱さ」を有しています。水が付着したら、すぐに拭き取るようにしないと、”水しみ”が生じてしまいやすいのです。

しかし、そんなCORDOVAN仕様財布の中でも、オイルコードバン仕様財布の場合は、水染めコードバン仕様財布との比較において、多少”水付着に対する強さ”を有しています。これも、天然オイルが革繊維内に浸透していることによるもの。水の付着に対して、革繊維内に水が浸透しにくくなっているんですね。天然オイルの撥水作用がありますので。

このこともオイルコードバン仕様財布の機能的な魅力のひとつとなっています。

 

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